つい口うるさく言ってしまう方への一言
最後に、一番会いたくなる人
こんにちは、こまちです。
今週いっぱいで、4年働いたリクルートを卒業します。
先週、今週と、「最後にご飯会」をしております。
そんな時に、わたしが一番会いたいなと思う人は、自分でも意外な人でした。
その人は、わたしの4年勤務中3年の間、上司だった女性です。
ものすごく厳しい方で、何度も泣きました。
あまりの厳しさに、その人のもとではすぐに派遣社員が辞める為、「派遣つぶし」の異名があったそうです(笑)。
その人のすごいところは、とんでもなく仕事ができるので、わたしや他の人が、ぐうの音も出ないということです。
まさに正論。そのとおり。
何も言い返す言葉がありません。
リクルートの役員にも、ハッキリと必要なことは伝え、たじたじにさせます。
わたしはその人と1対1でずっと仕事をしてきて、一時ノイローゼ気味になりました。
その時期の対策は、こころを無にすることと、その人とのミーティングは、日の当たる明るめな会議室を予約すること(笑)。
メンタルがすごく鍛えられました。
ただ、離れるとなると、一番話したい相手です。
思い返すと、その上司のおかげでたくさんのことを学びました。
その人の厳しさの中には、想いがあります。
「リクルートという会社でうまくやるため」ではなく、その先。
どこへ行っても通用する人になるように。
だから、厳しくもなる。
あの人と3年、仕事ができるなら。
どこにいってもやっていけるよ。
そう、リクルートのみんなに言われます(笑)。
「きびしさ」の中に何があるのか
思えば、高校時代のソフト部の顧問も、すごく厳しい男性の先生でした。
その厳しさにわたしはキャプテンとして、泣きながらついていきました。
突然、そこでそこまで怒る?という時に激怒することもありました。
それでも、「そこについていくのが監督と選手」だと考えていたので、ついていきました。
ただ、わたしが引退して、下の代にも同じようにやったところ、下の代から「NO」を受けました。
「もうあの先生は無理」
ハッキリとした拒否で、さすがの先生もまいっていました。
わたしが京都の大学時代に連絡が来て、修学旅行で金閣寺にいるから来ないかと言われ、授業中に抜け出して会いに行ったことがあります。
行くと先生は別人になっていて、遅刻してきた生徒にも「いいよいいよ」と笑顔。
わたしが知っている先生だったら「ばかやろう、ふざけるな」。
絶対激怒だったので、衝撃でした。
「今になって思う。よくついてきてくれたな」
そう言う先生は、わたしたちと部活していた頃より10歳くらい年をとっているように見えました。
確かに、その先生との関わりで、今でもあそこであんなに怒られたのは謎という迷宮入り事件は多々あります。
それでも、厳しさの中に愛情があると感じていたので、ついていくことができました。
うるさい一言が届くとき
嫌われたい人なんていない。
誰でも、よく思われたい。
だけど、その人にとって必要だと思うから、伝える。
それを受け取れる人であろうと考えています。
あなたの口うるさい一言。
すぐには届かないかもしれません。
だけど、それが愛情から来ているならば。
愛情に届くと、わたしは信じています。
来るところが、行きつくところ。
むかし教えていただいて、今もすごく大切にしていることです。
今日、その鬼上司と最後のランチ。
とっても楽しみです。
思い出話なら、死ぬほどありますから。
ランチタイム、3時間半は必要です(笑)。
そのランチの様子は、こちらに書きました。
jinseigaugoku-hitokoto.hatenablog.jp
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