「いいお金の使い方」を知りたい方への一言
10年かけてわからないことを1日で学ぶ方法
こんにちは、こまちです。
わたしは大学時代、教員免許を取る為に教職のゼミに入っていました。
数ある教職ゼミのなかで一つのゼミを選びました。
選んだ理由は、「実際の教育現場での学びを大事にしている」。
そのゼミでは、月に1回以上、実際に小中高の教室に行って、授業を見ることができました。
ゼミの先生は、ゼミ運営の他に大学の講義、入試の面接官や、高校の数学教科書の執筆もしていたので、ものすごく多忙でした。
そんななかでの授業見学。
学校への依頼やアポどり、実際の移動、報告とお礼もろもろあり、より忙しくなる。
一度、先生に「なぜ教室での学びを大事にするんですか」と質問しました。
「おれたち研究者が10年かけてわからないことを、学校の先生は1日で学ぶことがある。
そして学校の先生が10年かけてわからないことを、研究者が1日で気づくことがある。
だから、学び合うことが必要なんだ。」
人がお金を出さなくても、自分の価値を見出すかどうか
授業見学は、基本的に無料でした。
そのゼミを選んでいるだけあって、参加者のゼミ生も毎回10名以上はいました。
そんな中で、京都のとあるトップの高校の授業見学が、有料という周知がありました
東京大学に進学する生徒も多い公立の進学校でした。
その見学が、1,500円ほどだったと記憶しています。
有料化の連絡をゼミの先生がすると、見学を辞退する生徒が10数名いました。
理由は、「お金を払ってまではいいや。」
最終的に参加した生徒は、私ともう1人。
「普通は無料なところ、お金取るなら相当学べますね!ぜひお願いします」
そんな返信をしたのは、私だけだったそうです。
学びを血肉にする簡単な方法
その時に見学した授業は、本当に素晴らしかったです。
またわたし自身も、「お金払ったんだから」と授業後初めて先生に質問をしにいきました。
先生が授業中、生徒への問いかけが多かったので、
「なぜを大切にされてるんですか?」と聞くと
「なぜというより、どうして、ですね」
その深い回答を、11年経った今も憶えています。
見学後、ゼミの先生から1,500円渡されました。
「お金はおれが出す。
それを最初に言ってたら、たくさん来ただろう。
いいかこまち、そのお金の使い方を大切にしろよ。」
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