311人のこころを動かした一言

わたしが出逢い、こころが動いた大切な言葉をご紹介します。読者の方の人数でブログタイトルも変えていきます!

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「許せないもの」を手放したいあなたへの一言

「あのときの怒り」を持ったまま苦しむ人へ

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こんにちは、こまちです。

わたしの中で、9年間、許せないものがありました。

同じように「許せないもの」がある方のこころが、今日から少しでも軽くなったら嬉しいです。


わたしには、姉がひとりいます。

姉は、働いても仕事をすぐ辞めてしまう為、実家にお金も入れずにゴロゴロと悠々自適に住んでいました。

そして、おばあちゃんや母に、ご飯や生活用品、車まで買ってもらい、遊びに行っていました。

そんな姉は、ホストにお金を使いすぎて、ホストが直接実家までお金を取り立てにきました。

おばあちゃんが代わりに払っていたのを、後になって聞きました。

その後、以前ご紹介したように、姉は実家を出ていきました。


人への「恩」というもの

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姉は、お財布だけ持って出て行った後、一度だけ平日の昼間に実家に帰ったそうです。

おばあちゃんは買った車を姉名義にしてあげていたので、姉は新たにキーを作成し、必要なものを集めて乗り去ったそうです。

出ていくときに、姉はおばあちゃんに言ったそうです。

「こんな家、二度と帰ってくるか」

「わたしが死んでも、帰って来ないんかい?」

「帰って来ない!!!」 



おばあちゃんが亡くなった時、父親が姉に連絡をして、姉は病院に来ました。


脈が少なっていくおばあちゃんに向かって、母が姉に「お世話になったのに感謝もしないで!おばあちゃんに謝りなさい」と言いました。

「えーっと、スミマセンでしたぁー」

あれほど棒読みの謝罪は、わたしの人生では他にありません。


親族が集まって、最後におばあちゃんを布で拭く時間がありました。


そこに姉は遅れてきました。

その時点で腹が立っていたのですが、姉は汚いものを触るように拭いているのを見て、本当に頭にきました。

今でも思い出すと怒りが出ます。

おばあちゃんのお葬式で、姉は従妹に嬉しそうに次の言葉を言っていました。

「今はうるさいことも言われないし、すごい楽しく暮らしてるよ」


「許せない」の中にあるあなたの価値観を大切に

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怒り、許せないものを、手放して楽になりたい方がいると思います。

それでも手放せず、苦しんでいる方。

いまのあなたが手放せないなら、手放さなくていいかもしれません。

だけど、「許せない自分」を、許してあげてください。

表面的な話、耳障りのいい話をしたいわけではなく、本気でそういう自分を受け入れ、許してください。

「それでも、許せない」
そう思うほどの経験を、あなたはしました。

だから、怒りがあるのは、とても自然なことです。

だから、無理に許そうとしなくていいんです。

わたしは、人はそんな強くないなと思います。

自分の中で大事にしているものがあるほど、譲れないものがあっていいと思います。

誰の、どんなことも許せるほど、わたしは器が広くありません。

だけどわたしは、人は、強いとも思います。

あなたは、許せない自分を許すことができる人です。

その強さを持っています。

その怒りは、あなたが大事にしているものです。
大切にしてきたものだし、これからもしていくものです。

わたしは、人の恩を大事に生きます。

当たり前と思って、人生に「ありがとう」がなくなったら、なんて悲しい人生だろうと考えています。

わたしの人生にはたくさんのありがとうがあったし、これからもたくさんの感謝がある人生にしていきます。

あなたのその許せないものの中に、あなたの人生における価値観がある。

どうか、それを大事にしてください。

そしたら、きっと少し手放しています。


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